焼津港魚市場の移転解体


かって、東洋一の水揚げ量を誇った焼津港魚市場。
往年の魚市場も、老朽化には勝てず、新港に移転した。古い魚市場は、昨年末解体され更地化された。焼津港のシンボル!あの”かまぼこ型の屋根”に代表された建物も無くなり、少々寂しさを感じた。
この建物は、2階建屋部分の漁協を中心に、両翼にかまぼこ屋根を擁したもので、なかなかユニークなスタイルでおしゃれな感覚で有った。



1954年(昭和29年)10月に建てられたと言う。気が付か無かったが、かまぼこ屋根は、何処もボロボロだった様だ。



50年の歴史を閉じ、魚市場は新港に移転、新たに素晴らしい魚市場が完成している。




かって、東洋一と言う水揚げ量を誇ったが、今はどうであろうか?。
焼津港(焼津魚市場と小川魚市場あわせて)の2007年の水揚高が、数量、金額とも、前年に続いて全国2位と言う。
   数量は1位の銚子は21万8607トン、2位は焼津で19万9086トンで2トンほどの差
   金額は1位の福岡712億円、2位焼津で463億円、3位は長崎で376億円
 
国際的なマグロの漁獲規制強化などが影響したという。
焼津、小川の内訳は、焼津魚市場18万3056トン、小川魚市場1万6030トン
1949年(昭和24年)9月 焼津漁業共同組合の設立、  
1954年(昭和29年)3月 第5福竜丸ビキニ環礁付近で水爆実験に遭遇、被災
1954年(昭和29年)10月 魚市場完成

About 原崎 正敏 384 Articles
静岡県焼津市出身

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