八王子市から、南西約50Kmに位置する霊場高尾山に登ってきた。高尾山は、真言宗智山派の大本山高尾山
薬王院有喜寺の寺域で、昔は修験道の霊場であった。
標高599.15mの山で、標高200m地点からケーブルカーが運転されていて、標高472mまで行ける。
残りの128mを徒歩で山頂を目指す事になる。焼津市で言えば、虚空蔵山に登るのとほぼ同じくらいである。
初めて登って驚いた事は、ケーブルカー山麓駅の清滝駅から、徒歩で 頂上まで上るメインルートは、全線舗装道
路であった事。舗装道路の良し悪しは別として、山に登るハイキング感覚には乏しいが、結構な坂道が多い。
更に、この日は、小学生の野外学習が多く、総勢では、数百人以上の子供たちと歩く結果となった。
売店の店員いわく、連休前のこの時期は、八王子近郊の小学校の多くが、高尾山を訪れるという。
この高尾山は、照葉樹林帯と落葉樹林・針葉樹林帯の境界に位置しているため、植生が豊かで、植物の好きな
方には、たまらない山だと思う。樹齢700年~1000年と言われている杉の巨木が何本も存在しているという。
著名な多くの植物学者が、高尾山で新しい植物を発見している。”花の百名山”に選定され福寿草が紹介されて
ている。
スミレも有名な所、負けては居られない、我が焼津市の高草山にも貴重な”黄スミレ”が群生している。大切に
せねばと思う。
登って初めて知ったが、ミシュランガイドで最高のランク”三ツ星”観光地に選出されているという。
帰りは、よりハイキングを堪能できるルート びわ滝コース で下山した。
途中の琵琶滝で、水行者が滝に打たれて修行していた。真冬でも、姿を見ることがあるという。
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