過去に住んでいた寒い地方の紅葉は格別美しかったが、暖かい静岡県内の紅葉は、色がいまいちで、期待し
てないが、それでも美しい紅葉を求めて、今日は標高の高い、梅が島温泉・安倍峠方面の紅葉を見に、
車を走らせた。
静岡・山梨県境の標高2000mあたりを水源とする安倍川を、遡って安倍峠(標高1400m)まで行って見た。
知識は無かったが、この安倍川は2008年6月、環境庁が選定した、”平成の名水100選”に選ばれている
水の綺麗な川である。
自宅から、安倍峠まで、約80Km、国道52号 身延町大城に抜けるまで約20Kmの地点。
途中、静岡市葵区の平野部落に有る、かぶと造り「大村家」住宅に立ち寄った。築200年の古民家で
文化庁の登録有形文化財に指定されている。この家のご主人と、実兄が懇意にしている事も有って、
この地区の紅葉情報を聞いて、更に上方に向かった。
暫く行くと、素晴らしい紅葉に出くわした。北国の紅葉に劣らない美しさがあった。
民家の有る最北端、安倍川の源流近く、安倍峠の麓に有る”梅が島温泉”は、信玄の隠し湯・美人つくりの湯
とも言われ、歴史のある温泉と言う。この周りも紅葉が美しく、多くの紅葉狩り客が訪れていた。
更に、安倍峠を目指して走らせたが、峠は冬支度で、通行止め、多くの観光客は、徒歩で散策を
楽しんでいた。周りの木々は、紅葉とは無縁で、シーズンは終了していた。
帰路に撮影した山々の紅葉風景は、シーズン終了が近いことを感じさせた。
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