4~5日前に、家の前の電柱にこんな標識が取り付けられた。
当家の土地の海抜は 4.7m だそうだ。・・・・・で如何するの?。
焼津市が、全市内に海抜表示をして、津波が来たら、すたこら逃げなさいとの事のようだ。
近くには、避難場所は無い。どうしたものだろうか?。しかし、”自分の命は自分で守るしかないようだ”
岩手県宮古市田老地区と言う漁港の町がある。この町は遠い昔から、過去何度か津波に襲われてきた。
そこで、町では、住民を津波から守る為、スーパー堤防を長年架けて、築き上げてきた。まさにスーパー堤防で
港と住宅地の間に、海よりと、陸よりの二重構造で、全長2.4Km、高さ10m、堤防上部の幅3m、
の防潮提を築いた。工事開始から約半世紀をかけて、1978年に完成した。当時の通貨価値で約50億円
を掛けたという。青森在住当時、たまたま用事で、田老地区を車で通過したことがあり、あまりにも凄い堤防の為
地区の人に話を聞いた事がある。この時は、この防潮提なら津波は絶対大丈夫と思ったし、
これは日本一の防潮提だと思っていた。
今回の津波でまず気になった場所であった。しかし残念ながら、この防潮提も木っ端微塵にやられ、この地区でも
多くの、犠牲者がでた。あの防潮提が役に立たなかったとは・・・・・・・と津波の破壊力の恐ろしさを認識させ
られた。
自然の脅威は恐ろしい。人工的に防御することは、可能で有っても、多額の資金と、時間と完成しても不安が
残る事も含めて、非常に困難で、”自分の命は自分で守る”しかないように思う。
よって、陸側に向かって、唯ひたすら逃げるのみで有る。
地震・津波は、必ず来襲する。そのときに備えて、しっかりと、家族で話し合っておくべきと思う。
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