@ @ @ 千葉山にハイキング @ @ @

島田市に、千葉山という、標高496mのハイキングに最適な山がある。

中腹に在る、古刹”智満寺”はかなり古い寺院。山頂付近に10本(2本は台風で倒木)もの、樹齢800年~

1200年という杉が茂っている。

島田市街から、10Kmほどしか離れていないこの山に、樹齢1000年の杉の木が10本もある事が、信じがたい。

1本や2本では、良くある話だが・・・・・・。

”千葉山 智満寺”は、宝亀2年(771年)開創、千手観音を本尊とする、天台宗の寺(総本山 比叡山延暦寺)で

過去には、この山は、宝亀山と言われていたが、源頼朝が、家臣の千葉氏に当寺の中興を命じ、千葉氏の功に

より、千葉山となった、と言われている。

以来、この山は、宗教的に守られて、今日に至っている。

山頂には、奥の院があり、この周りに、古木の杉が茂っている。 

十本杉は、見事な杉の大木だが、残念ながら、過去の台風で、2本が倒木して、現在は8本しか残っていない。

 

頼朝杉 (太さ9.7m 高さ36m 源頼朝手植えの杉)

 

 大杉(太さ9.5m 高さ40m 自然発生的に呼ばれた)

 

達磨杉(太さ7.0m 高さ30m 根が太くだるまに似ていた)

盛相杉(もっそう)(太さ7.8m 高さ40m 盛相行者のお手植の杉)

 

一本杉(太さ8.5m 高さ45m 最も高い杉)

 

経師杉(つねもろ)(太さ7.3m 高さ36m 千葉太郎経師のお手植え杉)

 常胤杉(つねたね)(太さ7.2m 高さ30m 千葉介常胤のお手植え杉)

雷杉(太さ8.5m 高さ36m 雷神の怒り)

子持ち杉と開山杉は、残念ながら倒木していた。

 

 496mの山にしては、歩きやすく、なだらかな山で、途中に、どうだんつつじの蜜生地も見れる。多分、

秋に登れば真赤に紅葉した景色を見ることが出来そうである。

山頂近くの展望台や、ペンションからの、展望も良く、本来のハイキングが満喫出来た一日であった。

 

大井川鉄道沿いの 川根本町が在る田野口駅を降りたところに、此処と同名の”千葉山 智満寺”が在る。

近くには、山号の千葉山は無い。なぜだろうかと、調べてみた。

戦国時代、武田信玄が島田の地を攻めた当時、それを避けるため、一時川根に避難したそうで、その後、

千葉山に戻ったが、寺の名前だけは川根に残ったと言う。ここは、曹洞宗の寺で在る。

 

About 原崎 正敏 384 Articles
静岡県焼津市出身

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