9日は、森羅君を連れて、ママの故郷、栃木市の実家へ。丁度良い機会なので、
市内をウオーキングしてきた。市内を観光するのは、初めてで、さすがに
廃藩置県直後の旧栃木県の県庁所在地だっただけに、戦争の影響も受けてなく、古い街並
が随所に残されていることに驚かされた。
”小江戸とちぎ” 「蔵の街」として多くの蔵が、現存している。ルーツは
~街の真ん中を通る例弊使街道と巴波川舟運による中央との交易が盛んだったこと~
によるようだ。朝廷からの勅使(例弊使)が日光東照宮へ毎年参向するようになり、
宿場町として、大いに栄えたという。
一方、巴波川~永野川~渡良瀬川~利根川と船で下り、物資を運び商売が大いに栄えた
と言う。
あたりまえのことは此の位にして、折角訪れたので、出来るだけ楽しんで行こうと
ウオーキングしながら、観光してきた。
この日は、月曜日とあって、多くの施設が休館日。せめて外観だけでもと思い
夏の炎天下を頑張ってあるいた。ほんとに暑かった。
少し歩くと、遊覧船の乗り場が有った。時間は20分程度であるが、船上も涼しかろうと、
乗る事にした。船上から、塚田歴史伝説館の蔵が眺められる。塚田家は、巴波川の舟運で
木材回漕問屋を営み財を成した商人。
しかし、この蔵は、材木用でなく、今で言うお宝を買って、蔵にためていたとのこと。
横山郷土館は、両側の蔵の間にある店舗の、右側半分で麻問屋、左半分で銀行を営んで
いたと言う。窓越しに中を覗くと、当時のままが再現されている。
明治16年まで、栃木県庁の所在地だった場所の、周りを掘りで囲まれ、現在では、堀しか残って
いないがここを、県庁堀として、観光スポットとなっている。
日光例幣使街道沿いが「重要伝統的建造物保存地区」として残っていて、結構古い建物が並ぶ。
この保存地域の中に、岡田記念館が有る。
550年以上の歴史のある家で、江戸時代の陣屋跡もあり、4000坪にも及ぶ広大な敷地に建つ、土蔵は
見事なもである。
近くに、岡田家当主が、晩年住んだと言う「翁島」という家屋があり、ヒノキの一枚板で作った廊下
が見事である。
当日は、月曜日と言うことで施設がお休みが多く、ほとんど、観光出来なかった。
時期・曜日を選んで、じっくり見て、昔を堪能すれば、楽しめる街かなと思う。
何か、栃木市の宣伝をしてしまったようだが、思わぬところに、素晴らしい昔を見たような気がする。
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