☆　☆　☆　素敵な生き方　☆　☆　☆

同級生のT君から、油彩画の個展を開催するので、是非見に来て欲しいと案内状が届いた。突然の案内に、”びっくり仰天”　卒業後家を離れられないと、浜松市近郊のある大手企業に就職した。長い間、年賀状だけのお付き合いで、母親の介護で何処にも出られないと言う話をうわさで聞いてはいたが、ばりばりの電気技術者がなぜ絵画？　？　？・・・。
これは、良い機会と早速、駆けつけ旧交を深めてきた。

T君に話を聞いてみた。
会社は定年で退職し、絵を描き始めて８年、ヨーロッパへ旅行した折、景色を見て、この綺麗な景色を絵に描きたいと思い、そこから絵の勉強を始めたという。
４人の先生に教えを請い、絵を学んだそうで、１日３時間、月６０?８０時間必死に、学び、絵を描いたそうだ。先生から「１００枚描きなさい」と教えられ実行してきたと言っていた。定年後は、持っている能力とは、全く異質な物に挑戦したいと思っていたと言う。
「ちょっと異質すぎないか？」と聞いてみたら、よく個展を開けるまでに上手く成ったと自分でも驚いている。先生も太鼓判を押してくれたので、個展開催も修行のひとつと思っているとの事。
過去の延長線上で生きている自分に寂しさを感じた。退職した時の思いは同じだったはずなのに・・・・・・・・・・。