”焼津辺に わが行きしかば 駿河なる 阿部の市道に 逢いし児らはも”(春日蔵首老)と万葉集に詠まれた、東海道最古の「やきつべの小径」の途中に有る集落。
奈良?平安時代に栄えたという街道沿いは、長屋門造りの美しい家並みが立ち並び、炭焼き小屋や、水車が復元され実に落ち着きの在る、絵になる風景である。明冶から、昭和にかけて造られた長屋門造りの民家は、今では、3軒しか残っていないと言うが、古い家並みは、是非残したいものだ。
苔むした積石の上に、茶褐色の板塀、風格有る瓦屋根の建物が並ぶ。奈良時代は、日本坂を超え小坂に抜けるルートが、東西を結ぶ幹線ルートだったと言う。
今では、ハイキングコースとして、多くのハイカーで賑わっている。
長屋門の上は、当時、みかんの取り入れの多忙期に雇った季節労務者の宿泊部屋として利用されていたという。
長屋門造りの民家に、カフェテラスが有った。庭に椅子とテーブルを置いて、営業していた。雨が降ったら、お休みという。小物民芸品、季節の野菜、果物等販売している。
チョット一休みで、コーヒーとチーズケーキを頂き帰途に着いた。
BSジャパンで今日特集しています。
古い町並みがとても素晴らしい。
ブルさんへ
慌てて、番組表を確認しました。全く気が付きませんでした。
この古い町並の、長屋門については、本来の長屋門と違うと、文化財審議委員が言っていました。
何はともあれ、昔の風景が残されている事は素晴らしい事と思います。